Fragments of thought

思索の断片

2026.06.26

スリランカの建築探訪 - DAY6-

Sri Lanka Architectural journey  Day6

カンダラマホテルにて
巨大な人工湖 カンダラマ
岩山を背に それに沿って両翼をのばすように広がる建築

日本にも似た風景がある 水を感じる場が近く聖地・磐座の前に建つ拝殿のよう
岩 洞穴 洞窟 水に神秘性を感じるのは人類の誕生に由来するものなのか
建築というか 水平に重層する長大な人工地盤に
さまざまな居場所が備わっているような印象

ダイニング等を除き 共用部は完全なオープンエア
風が吹き抜け 鳥や猿 生き物たちの声や物音 木々の葉擦れの音
自然が充満している

エントランス・廊下など表出する巨大な岩もこの自然との一体感ある空間に違和感を感じない
建築の足元は高床のよう 雨季の水対応や動物たちの行き来を妨げない工夫なのか
合理的な設備ルートでもあるよう
安全確保のため地面へと続くすべての階段最下部は武装したセキュリティの方々が守っている
湖側の外壁は緑と生き物たちがからまる ダブルスキン
各客室バルコニ-がそれに面し 木々の合い間から外を眺めるよう 湖と遥か正面にはシギリアロック
ときおりギシギシという音と共に緑が揺れ 猿たちが行き来している

黒く塗装されたダブルスキンの格子は線の影のように存在を主張しない プレキャストコンクリ-ト製?
外壁の面の部分は緑にとてもなじむ緑色に塗装され これも姿を消そうとしている
細い鉄部などは家具も含めほぼ艶消しの黒色
外観は建物を消そうと自然になじませようとする強い意思を感じる
客室内部は白壁と厚み感ある木板張


夕方
日没が近づくと 民族音楽の小さな笛をたづさえたご老人
岩に腰かけて さり気なく吹いてくれました
その環境を前に 現地の素朴な音 かわらず吹き続ける西風 暮れる夕日 
ロケ-ションが理解された 最高の演出


今日は洞窟での食事
ダイニングからブリッジを渡ると 巨大な岩が松明に照らされて浮かび上がる
席はオーバ-ハングした岩の下 縦笛の音が響き渡る
特別な体験