住宅(木造)
焼杉壁が囲う中庭の家
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中庭と独立型キッチンの暮らし
安心感のある外に開く。
真っ白な外壁と銀黒の鈍い光を帯びた焼杉板。緩やかな屋根に深い軒、壁に穿たれた開口。
城下町姫路のモノトーンの風景をモチーフに、落ち着いた外観イメージを作っていきました。 格子戸を開けると外からは伺い知れない囲まれた屋外スペース。
”利便性だけの追求でなく、心地よさを大事にしたい。
” この思いを具現化する仕掛として東側に中庭を設けました。
中庭は南と東に開けた空を通じ、光や風を運び込み、また動線と視線の中心となり、建物の核をなしています。
家族の寛ぎの中心となるダイニング・リビング・和室と連続した長い空間の中央に中庭を面することで 暗くなりがちな建物中央に光と風を持ち込みました。
またキッチンのコーナー窓からは、 まだ若い緑の向こうに家の前で遊ぶ子供たちをいつでも見守れます。
中庭のジューンベリーと共にこの緑たちも、数年後には建物をやさしく包み込んでくれることでしょう。
焼杉壁が囲う中庭の家
工事種別:新築
敷地面積:150㎡(45坪)
延床面積:110㎡(33坪)
構造/規模:木造/地上2階+ロフト